

【日本の文化と杉】
秋田・富山・三重・京都・奈良・高知の6府県が杉を県木に指定しており、いかに杉が日本文化・日本の歴史の中に重要な役割を果たしているかを知ることができます。
また、神社の境内には必ずといってよいほど杉の大木があり、参道には杉並木が植えられています。大木は風雪から社を守り、人々の精神を支える支柱としての役割を果たしてきたのです。
【人間のからだにやさしい】
木には「落ち着く」「和む」「暖かみを感じる」など癒しの効果があり、人にとって相性のよい自然素材です。調湿効果や断熱効果に優れ、夏涼しく冬暖かい快適な居住空間を創り出します。
また、光や音を調整し、人のからだに与える影響・衝撃を和らげます。
心地よい木の香り、心地よい触感も木のある生活をおすすめする理由のひとつです。
【花粉症】
現在、花粉症に悩まされる現代人が増えています。その人口は10〜15%と言われ、花粉症に費やされる医療費は年間3000億円と言われています。まさに「国民病」。花粉症の原因として第一に挙げられるのは「杉の花粉の飛散」。
しかし実際には、(1)花粉飛散量の増加、、(2)生活環境の変化、(3)からだの変化 の3つが原因とする説があります。
(1)増加の要因としては第二次世界大戦後、荒廃した国土の復興として植えられ杉が花粉をさかんに生産する樹齢に達しているとされています。
(2)進む都市化により路面がコンクリートやアスファルトで覆われ、走り回る車によって、落ちた花粉が舞いあがり、人々に影響を及ぼしているのです。
(3)栄養状態の改善や食生活を”たんぱく質を多く取る現在の食事”から“バランスの良い食事”への改善をした場合の花粉症の発症の低さから、からだによる変化が花粉症に関係しているのではないかと言われています。
つまり、ただ単に杉の花粉が多すぎるから、というだけではなく、それ以外にも人為的な環境の変化や生活環境等がともに作用して花粉症が増えていると考えるべきではないでしょうか?

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