建材に使われる集成材とはなにか?
集成材とは
建材や家具などに使われる集成材というのは挽き板(木をのこぎりで切って作る板)を接着剤などで接合して作る木材の事です。
ただし家具に使われる集成材と建材に使われる集成材というのは少々違い、前者は特に規格などはありませんが後者の建材に使われる物はJASによる規格が制定されています。
集成材の用途・特徴
集成材は木材のデメリットを補う特徴があり、加工もしやすく大型建築や従来の木材では難しいアーチ形の建物も作れるという事で木材建築の建物では定番の建材です。
例えば集成材のメリットというのは、人工的に加工をするという所にあります。複数の板をつなげて一つの建材とするわけですが、作る際に木材の強度や傷などを確認して適切に配分する事で規格化された強度を確保できます。
また建材に使う木材は反りや狂いなどが出ないように乾燥させてから使うのですが、細かく切断してから乾燥させる集成材は無垢材などより手早く乾燥しますし、反りや狂いなどが出にくいというメリットもあります。