木塀が繋がっていくと街並みが変わる。
温かみのある脱炭素な、あなたの木塀(モクベイ)
私たちが暮らす小田原の街では、現在「小田原木塀プロジェクト」が進んでいます。
木塀(もくべい)とは、読んで字のごとく「木で作った塀(へい)」です。
小田原で木に携わる事業者が連携して、木塀を使った街づくりを進めるという取り組みです。
木塀は、木の温もりを感じることができ、風情があり、流行廃り(すたり)がありません。
また、コンクリート塀などに比べて安全なため、児童・学生への気遣いから通学路でも使用いただいているところがあるぐらいです。
木ならではの特性でもありますが「細く」「薄く」といった加工がしやすく、家族の趣味嗜好を反映させることができます。
竹広林業では、木塀の可能性や楽しみを皆さんに知っていただくため「コンクリートブロックと組み合わせることによる強度実験」や「樹脂加工の有無による表面色(木目の色合い)の経年変化の観察」なども行っておりますので、ご興味のある方はお気軽に見学ください。
この「小田原木塀プロジェクト」は、小田原観光交流センターや老舗かまぼこ店などにも取り組んでいただき、全体ではこの1年間で14ヶ所にものぼります。
特に小田原観光交流センターについては、テーブルや椅子などの材料の90%で小田原の森で育った杉・檜などを使っているほどです。
この他、地元小田原の工務店では積極的に小田原の木を住宅に活かすため、小田原森林組合と連携して施主様と一緒に森へ出向き、実際に住宅などで使う気を選んでいただくことで、より新居への愛着を深めていただくような取り組みもされています。
小田原の40%を占める森からの恵みである様々な木は、日ごろから私たちの身の回りに溢れていますが、より一層地元での活用を目指すことでSDGsへの貢献にもつながります。
竹広林業はこれからも「小田原木塀プロジェクト」へ積極的に取り組んでまいります。
小田原木塀プロジェクトのご紹介
2022年12月17日にBSテレ東で放送された「スゴいぞ!ニッポンの木のチカラ2022」で「小田原木塀プロジェクト」が紹介されました。
番組の32分40秒頃から紹介され、36分30秒頃からは竹広林業も登場します。