木の目利き

大切な「木の目利き」

~お客様がみんなに自慢できる木のストーリー~

新しい家に住む家族に、末永く喜んでいただけるような木の空間を提供するため、品質に加え、それぞれの木が持つストーリーなどにも目を配りながら厳選しています。

「品質も良く、個性的な木がそろっているセレクトショップ」を目指しています。

友だちに自慢できる木

新築の家を建てたお客様は、お披露目などを兼ねて友だちを自宅に招くことでしょう。そんな時、「この柱の木は実はさぁ…」や「この木でできたカウンターは実はね…」とストーリーを語ることができたら、きっとその家を大好きになり、長く大切にしてくれるでしょう。

竹広は全国に広がるネットワークを通じて、お客様が共感して、喜んで使ってもらえるような木を提供していきます。

木のストーリーのご紹介

この松と出会ったのは4年ほど前で、元々は小田原城の天守にありました。

そもそも小田原城内の木は神奈川県の所有物なので、勝手に切ったり売り買いできないのですが、この松は偶然生まれた「風倒木」です。
つまり、普通はいくら欲しくてお金を出しても買えない松。

上段:天守の松 / 小田原

そんな、松を知人がトラックに積んでいたので「この松が小田原の外に出て、チップなどに加工され価値が下がるより、地元で育った自分たちが大切に扱うべき。そして、そんな松ならお客様も喜び、大切に扱ってくれるはず」と思って譲ってもらいました。

樹齢150年ぐらいの大木で真っ直ぐ伸びているため木としての価値も高いため、これを柱などに使ったお客様は「実はこの木は小田原城にあった木でさぁ…」なんて自慢したり、この木で座卓や床板を作って和室を彩るなど素敵なことが色々できると思います。

信条である「木は探すものではなく出会うもの」の典型的な木です。

これは吉野の天然檜です。やっぱり、人工檜と天然檜は全く質感が違いますね。

普通、建築用材は真っすぐが良いモノと言われますが、これは曲がっています。

中段:天然檜 / 吉野

逆に言えば、この木を切った方が木を大切に扱っているから、真っ直ぐなところだけを切り出すのではなく、曲がっているところを含めて切っているのです。

そもそも、大きさを考えると、曲がっている木を切るのは難しいですし。

この曲がっているが故に独特の年輪がとても魅力的です。

「切った方の木に対する想い」「独特の造形美」に魅かれました。

この木の上でお寿司を食べたら旨そうですね。

中段:縄文の栗 / 青森

この木は青森県産です。

通常、栗の大木はあまり目にすることがありませんが、この木は物凄く太いです。

また、青森と言えば国の特別史跡にも指定されている縄文時代の「三内丸山遺跡」が有名ですが、そのシンボルでもある「掘立柱建物」も栗の木で作られています。

日本人に脈々と受け継がれる文化・風習、そして歴史の重みと深さを感じました。

この木を選んでいただくお客様も、きっとこんな話を自宅へ遊びに来た友だちにできますよね。

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