「小田原木塀プロジェクト(おだわら木兵衛)」 ⑦~西海子小路(海のフィールド その1)~
2021.10.01
木の塀の実証実験は、海、まち、川、森のフィールドで行います。
海のフィールド西海子小路を紹介します。
小田原市南町の西海子小路は、今も屋敷街の風情が残っている道です。
西海子小路の名は、サイカチの木が植えられていたためといわれており、江戸時代後期には、中堅藩士の武家屋敷地となり、明治から昭和にかけては、多くの文学者が居を構え、文学活動が行われていました。
西海子小路の一角には小田原文学館があり、元宮内大臣田中光顕伯爵の別邸として建てられた洋館を利用して、小田原市にゆかりの深い文学者の資料を展示されています。また、小田原文学館と西海子小路を挟んで斜め向かいには、歴史的風致形成建造物の「旧松本剛吉別邸」があります。
西海子小路では、伝統工法に通じた職人の育成・技術の伝承・歴史的建造物の維持保全を目的とした「NPO法人おだわら名工舎」が、地元の高校生と一緒に保健所跡地に大和塀を設置した他、旧松本剛吉邸の入口右側の木塀の整備を行っています。
昔からの街が、統一的な景観ある理由は、大工等の職人の継続した技術によるところが大きいと考えられます。
このプロジェクトを通じて、木に関係する職人の技が、再認識され、景観づくりの「きっかけ」になればと思っています。
海のフィールド西海子小路を紹介します。
小田原市南町の西海子小路は、今も屋敷街の風情が残っている道です。
西海子小路の名は、サイカチの木が植えられていたためといわれており、江戸時代後期には、中堅藩士の武家屋敷地となり、明治から昭和にかけては、多くの文学者が居を構え、文学活動が行われていました。
西海子小路の一角には小田原文学館があり、元宮内大臣田中光顕伯爵の別邸として建てられた洋館を利用して、小田原市にゆかりの深い文学者の資料を展示されています。また、小田原文学館と西海子小路を挟んで斜め向かいには、歴史的風致形成建造物の「旧松本剛吉別邸」があります。
西海子小路では、伝統工法に通じた職人の育成・技術の伝承・歴史的建造物の維持保全を目的とした「NPO法人おだわら名工舎」が、地元の高校生と一緒に保健所跡地に大和塀を設置した他、旧松本剛吉邸の入口右側の木塀の整備を行っています。
昔からの街が、統一的な景観ある理由は、大工等の職人の継続した技術によるところが大きいと考えられます。
このプロジェクトを通じて、木に関係する職人の技が、再認識され、景観づくりの「きっかけ」になればと思っています。