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「小田原木塀プロジェクト(おだわら木兵衛)」㉓~小田原地区木材業協同組合~

2022.01.06

 小田原地区木材業協同組合には材のサイズや素地を生かすランダムな木塀(乱塀) と歴史を感じ時を忘れる板の壁(黒兵衛) 2つのタイプのデザインの木塀を作りました。
 乱兵衛タイプのデザインは、木工デザイナーが材種、板幅、板厚をランダムにし、経年変化により異なる樹種がほぼグレーになると想定してデザインした木塀で、まちの中の材木屋さんの木塀は、このタイプを基本としています。
 黒兵衛タイプについては、黒兵衛に使われる目板張りという工法を採用し、塀は周辺の景観とあわせ、黒色に彩色せず、木の地肌の色を活かしました。
 材料(壁板は、地元材を硬質化した改質処理した木材と、未処理の木材を使っています)、工法、木の状況、色彩を変えて設置しています。なお、支柱と梁は釘を使わず作っています。
 組合では、色々な材質の木塀を見ることが出来ます。

*「小田原木塀プロジェクト」は、竹広林業が行っている、小田原に木の塀を作る「まちづくり」と「地元材利用」の実証実験です。
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